Eureka!/Positive Reaction!

Rêveries du promeneur solitaire

自分、不器用ですから・・・

高倉健の話でなく、売れない歌手ピーター・ハミル師匠の話題。

ピーター・ハミルのバンド、Van Der Graaf(サッカー選手でよく聞く「ファン・デル」なんとかではなく、英語読みで、カタカナ表記だと「ヴァン・ダー・グラーフ」)が1978年に発表したライブアルバム、”Vital”の1曲目、” Ship of Fools”「愚か者の船」。

重苦しい。この投稿のYouTubeのコメント欄には、次のように書かれている。

Some people say Hammill invented punk rock with Nadir's Big Chance. What we have here is evidence that VdGG invented grunge in 1978 :)

一部の人たちは、ハミルがネイディアーズ・ビッグチャンスでパンクロックを発明したという。ここに僕たちが手にしているのは、VdGGが1978年にグランジを発明したっていう証拠だ(^O^)/

顔文字を訳す自信がない。グランジについてはよく知らない。ニルヴァーナくらいしか思いつかない。この曲はとても重苦しい音でベースが黒く光っている。ハミル師匠もイカれた声でパワフルに吠えている。ただ、あまりかっこよくない。ハミル師匠の叫び声は、たとえば「内向的でおとなしい中2病患者が、追いつめられてストレスが膨くらんで、感情が制御不能に陥り、ついに発狂してふだん出さないようなバカ力で暴れ出した」みたいな不器用でダサくて重苦しい絶叫だと思う。グランジというのは、おそらくもうちっとはかっこよいのではなかろうか。

アンチ・プログレのパンクのスター、セックス・ピストルズジョニー・ロットンピーター・ハミルの音楽を好んでいたというのは、ファンの間では有名な話。有名と言ってもファンの数が少ないので、全体的にはまったく有名とは言えない。その少数のファンによると1975年に発表したソロ・アルバム、「ネイディアーズ・ビッグチャンス」はパンクブームの到来を「予言」した、ということになっている。どうせなら同じアルバムからタイトル曲を。

なお、ニルヴァーナカート・コバーンがハミルを聴いていたという話は聞いたことがない。キング・クリムゾンのレッドが好きだと言ったらしいというのは聞いた(ソース不明)。以下は1曲目のタイトル曲。やはりとめどなく重苦しい。1974年。

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