Poupée de cire, poupée de son(その2)
前回に引き続きYouTubeの動画から。
日本語字幕付き。ヨミガナまでついてる^^。こんな歌詞だったのか。「蝋の人形、音の出る人形」。”poupée de son”は「おがくず人形」の方が一般的な意味のようで、この歌詞の中では「音の出る人形」と掛詞になっている、らしい。
”son”って英語の”song”、「歌」と同じ意味だと勝手に思っていた。確認したところフランス語で英語の”song”に当たる言葉は” chanson”であり、”son”は単に「音」という意味なのだそうだ。キューバ音楽の”son”ももとの意味は「音」(スペイン語)とのこと。
ちなみに英語の”son”は「息子」だけれど、日本語では「まご」(孫)のことである。「孫」には「猿」という意味もある。人間の先祖は猿だったらしいけれど子孫もまた猿に帰るとでもいうのだろうか?「そん」なわけないか。そんなわけで来年はサル年ですね。
そんなことはさておき、今年5月にで、かつて東京タワーの蝋人形館にあった人形の一部が六本木のロック博物館に移されているということをご紹介した。
Poupée de cire, poupée de son / 夢見るクラウト人形
http://sillyreed.hatenablog.com/entry/2015/05/30/234209
ところがこのロック博物館は2か月後の7月末に閉館になってしまった。残念ではあるがあまりに趣味的でとても商売にはなりそうもなかった。仕方がない気もする。
どもあれ、そんなこんなで蝋人形の先生方のお姿をここにアップしておきたい。
クラウス・シュルツ(シュルツェ)
ルッツ・ウルブリヒ
ミヒャエル・ヘーニッヒ
リッチー・ブラックモア
伸脚しながらのギターでもう死にそうな表情。なお、「リッチー・ブラックモア 伸脚」でググるとけっこうヒットする。
トニー・アイオミ
ビートルズの首だけ
サージェント・ペパーズのジャケットで実際に使われたものだとか。
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フランク・ザッパ御大
ぜんぜん似てないロバート・プリップ御大。(奥はイアン・アンダーソン)
この蝋人形の先生方に再びお目にかかる日はくるのだろうか?それとももうすでにとろけてしまったのだろうか?
生身のフリップ御大なら最近来たらしい。なかなか好評だったようだ。自分はもう今更見なくてもいいかな、という感じだな。雰囲気的にフリップ御大もついに悟りの境地に達したのか、以前のように脂ぎってない感じがするからね。
なお、前回の記事でヴァージンレコードが創業当初にカンタベリー系のバンドを多く抱えていたと書いた。付け加えるとヴァージンはクラウトロックも多く手掛けていた。リチャード・ブランソンの趣味だな。趣味が傾いているんだから会社が傾くのも無理はないか。
著名な実業家と傾いた趣味がかぶるなんてちょっとばかし光栄である。あんまり関係ないけどな。つーか、自分はブランソンの売ったレコードを川下で買いあさった単なるカモの一人にすぎなかったのであった。^^;
あ、でも自分はあんまりお金持ってなかったから、ほとんどは中古で買ってテープにダビングしたあとで次のを買う資金のためにすぐに売っちゃったんだ^^; ブランソンさんごめんなさい。